エゴグラムで性格診断 無料心理テストで自分を知って、あの人との相性をみる!

自分探しTA心理学

性格診断をすると「エゴグラム」って、聞いたことありますか?

エゴグラムは性格診断で使われているので、
名前くらいは聞いたことが人もいるのではないでしょうか。

では「性格」ってなんでしょう?
なんで「性格」を知りたいのでしょう?

気になることがあるから「性格」を知りたいんですよね。

・嫌なことばかり。いつも落ち込んでばかり。
・あの娘のことが気になる。もっと知りたい!
・彼女とケンカばかり。相性が良くないのかなぁ。
・あいつのことを考えるだけでイライラする。この気持ち、何とかしたい!

こんなこと、ありませんか?

会社だったら、

・チームでプロジェクトを回すために相性の良い組み合わせを選びたい
・相性の悪い関係の二人を一緒にしないほうがいいなぁ

なんて考えるかもしれませんね。

エゴグラムとの出会い。う~んと唸る性格と相性の診断結果

20年くらい前、会社運営をよりよくしたいと思い、
エゴグラム(Egogram)を使ってみました。

入社試験で行う試験のひとつだと思って使ったのです。

そのときは、
『自分がわかる心理テストPART2―エゴグラム243パターン全解説』(ブルーバックス)
を利用しました。

お試し的な意味もあったのですが、まず、社員で診断してみました。

診断結果は驚くものでした。
みごとに「その人」の性格を表していたのです。
その結果に苦笑いしてしまうくらいでした。

本の中で解説されていた相性も、
当時の社内の人間関係を見ているかのように言い表していて、
心で思っていたことが言語化された感じでした。

その当時は本質的な意味と使い方を理解していなかったので、
数年でやめてしまいました。

その当時に、エゴグラムの元になっているTA(Transactional Analysis:交流分析)を学んでいたらと悔やまれます。
時を戻したい(笑

今は、TAを学び、理論的な裏付けを理解しました!

エゴグラムが、性格診断でよく当たると言われているのか、
その意味や使い方をお伝えしていきます。

エゴグラムってなんだろう?

「エゴグラム(Egogram)」とはどんなものでしょう?

Wikipedeiaでは次のように書かれています。

エリック・バーン (Eric Berne) の交流分析における自我状態をもとに、弟子であるジョン・M・デュセイ (John M. Dusay) が考案した性格診断法で、人の心を5つに分類し、その5つの自我状態が放出する心的エネルギーの高さをグラフにしたもののことである。

「自我状態」は、

 「親(P)」(Parent)
 「成人(A)」(Adult)
 「子ども(C)」(Child)

の3つに分類します。

これをさらに

 「養育的親(NP)」(Nurturing Parent)
 「批判的親(CP)」(Critical Parent)
 「成人(A)」(Adult)
 「自由な子ども(FC)」(Free Child)
 「従順な子ども(AC)」(Adapted Child)

の5つに機能的に分類したものの状態を診断する方法として考案されたものです。

この状態を知ることが、その人の性格(行動パターン)を知ることになります。

エゴグラムの用途、使い方

エゴグラムは性格診断としてネットにいくつかサイトがあります。
また、医療用、診療でも使われています。

ネットでエゴグラムの無料診断

ネットでは無料のエゴグラムをつかった性格診断がいくつかあります。 

診断しているサイトを検索して見ると以下のようなサイトが表示されます。

・50の質問から243 パターンもの性格診断結果に!
・50個の質問に難しく考えず直感で答えて下さい(29パターンの診断結果)
・「交流分析(TA)理論(精神分析)をベースにしたエゴグラム改で自己分析 人間関係パターンを知る。(質問数74個)
・エゴグラム 交流分析心理テスト
・エゴグラム診断 自分の行動の特徴や性格傾向を実際にグラフにして視覚化できます。無料です。

これらは、いずれも50個程度の質問に答えて、その結果で診断しています。

同じよう質問が多いのでどのサイトを利用しても大きな差はないと思います。


TEG(東大式エゴグラム)

TEGは「東大式エゴグラム(Tokyo University Egogram)」の略称で、東京大学医学部心療内科TEG研究会が、日本人のものの考え方や性格傾向に合わせて開発した、エゴグラムの考え方を用いた心理検査です。
統計学的処理がなされて開発され、標準化されているので、エゴグラムの中でも信頼性の高い心理検査といわれています。
TEGではCP、NP、A、FC、ACの5つの自我状態に対応した尺度と、検査の信頼性を測る妥当性尺度によって構成され、それぞれの尺度の高低と相互のバランスを見ることで、その特徴から治療方針や心理療法などをする際の指針を決めることに利用されています。

エゴグラム 診断結果、結果判定 

診断結果(結果判定)は、それぞれの診断に応じて結果タイプの名称が異なります。
基本的には点数をグラフで結んだ形の名前で表現することが多いようです。

診断結果については、その傾向の判定は同じ傾向になっています。

その1:エゴグラム典型23パターン

自我状態の(NP)(CP)(A)(FC)(AC)ごとに点数をつけ、それぞれ a, b, c のランクに分けて表現しています。

1.ジグザグ曲線型
 ネクラ厭世タイプ(W型)   (acaca。abaca、acaba、acacb、acbca、bcaca)
 明朗楽観タイプ (M型)   (cacac。bacac、cabac、cacab、cacbc、cbcac)
 優柔不断タイプ (N型)   (cabca。babca、babcb、cabab)
 ハイパワータイプ(逆N型)  (acbac。acbab、bcbab、bcbac)
2.奇形
 頭でっかちタイプ(逆V型)  (cbabc。bbabc、cbabb)
 お手あげタイプ (V型)   (abcba。abcbb、bbcba)
 典型的ネクラタイプ(U型)  (accca。acccb、bccca)
 ぼんぼんタイプ (逆U型)  (caaac。baaac、caaab)
3.スロープ型
 頑固オヤジタイプ(左上がり型)(aabcc。aaabb、aaacc、aaccc)
 ガキ丸出しタイプ(右上がり型)(ccbaa。bbbaa、ccaaa、cccaa)
4.水平型
 ハイレベルタイプ(オールA型)(aaaaa)
 中庸タイプ   (オールB型)(bbbbb)
 原始人タイプ  (オールC型)(ccccc)
5.クレバス症候群
 ルーズタイプ  (CP欠乏型)(caaaa。baaaa、cbbbb)
 クールタイプ  (NP欠乏型)(acaaa。abaaa、bcbbb)
 現実無視タイプ (A欠乏型) (aacaa。aabaa、bbcbb)
 自閉症タイプ  (FC欠乏型)(aaaca。aaaba,bbbcb)
 気ままタイプ  (AC欠乏型)(aaaac。aaaab、bbbbc)
6.モグラ叩き症候群
 口うるさタイプ (CP型)  (abbbb)
 お人好しタイプ (NP型)  (babbb)
 コンピュータタイプ(A型)  (bbabb)
 自由奔放タイプ (FC型)  (bbbab)
 自己卑下タイプ (AC型)  (bbbba)

その2:診断結果29パターン

自我状態の高さや折れ線グラフで結んだ時の形で表現しています。

1) AC低位
2) AC優位
3) A低位
4) A優位
5) CP低位
6) CP優位
7) C優位
8) FC低位
9) FC優位
10) M型   
11) NP低位
12) NP優位
13) N型I
14) N型Ⅱ
15) N型Ⅲ
16) P優位
17) V型I
18) V型Ⅱ
19) V型Ⅲ
20) W型
21) 台形型I
22) 台形型Ⅱ
23) 台形型Ⅲ
24) 平坦中
25) 平坦低
26) 平坦高
27) 逆N型I
28) 逆N型Ⅱ
29) 逆N型Ⅲ

その3:代表的7パターン

TAの対人関係のポジションをもとに分類しています。

TAの対人関係のポジションをもとに分類しています。

そのポジションとは

 I am OK ,You are OK    (私はOK, 相手もOK)
 I am OK ,You are not OK  (私はOK, 相手はダメ)
 I am not OK ,You are OK  (私はダメ, 相手はOK)
 I am not OK ,You are not OK(私はダメ, 相手もダメ)

の4つです。詳しくは別の機会に解説します。

円満パターン(アベレージ)
献身パターン(ナイチンゲール)
③自己主張パターン(ドナルドダック)
葛藤パターン(ハムレット)
苦悩パターン(ウェルテル)
明朗パターン(アイドル)
⑦頑固パターン(ボス)

上記7パターンのほか、「右上がり型」「平坦型」などがあります。

これらのタイプによって、全体評価や、仕事、友人関係、恋愛などの良いところや注意点を診断します。

診断結果の見方は別記事でお伝えします。

(参考文献)
『ギスギスした人間関係をまーるくする心理学 エリック・バーンのTA』
安部朋子 著
西日本出版

『TA TODAY 最新・交流分析入門』
イアン・スチュアート/ヴァン・ジョインズ 著
深沢道子 監訳
実務教育出版

『自分がわかる心理テスト 知らない自分が見えてくる』
芦原 睦 著
桂戴 作 監修
講談社(ブルーバックス)

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