駅 空港 街角ピアノ 名場面 沖縄の方言での熱唱、神戸で盲目のピアニスト、広島でリハビリ中の演奏

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駅空港街角ピアノ 音楽と人生vol.2

NHK BS1で放送されている『駅ピアノ・空港ピアノ・街角ピアノ』
世界の空港・駅・街角に置かれた“自由に弾けるピアノ”に定点カメラを設置。

1台のピアノから生まれる、まさに“一期一会”の感動があります。

今回は総集編、音楽と人生 vol.2です。

日本で演奏された内から、その人の人生を物語るものが選ばれています。

沖縄の方言での熱唱やリハビリを兼ねた演奏と歌声など心に響きす。

一台のストリートピアノから語られる人生。

どのような演奏があったか観てみましょう。



駅 空港 街角ピアノ 音楽と人生を奏でた曲名と人間模様

沖縄の方言で歌う男性56歳『故郷』

最初の舞台は沖縄ミュージックタウン

友人と食事に来た男性56歳

ちょっと小太りの優しそうなおじさんです

『故郷』文部省唱歌

沖縄の方言で歌っています

歌中心でピアノは伴奏と言う形ですね

沖縄方言での故郷。いい感じです

周りに座っているお客さんも聞き入ってます

沖縄の方言わからないですけど思いが伝わってきます

方言で故郷を歌うと、いろんなその地方の風景が浮かぶようでいいですね

いろいろな方言で聞きたくなりました

高校時代はバンドに明け暮れ、卒業後沖縄そば工場を継いだ

音楽の夢をあきらめきれず父親と大喧嘩29歳で家を飛び出す

30代でピアノを覚え作曲の勉強を始めた

音楽への一途な想いは、今の優しい顔からはうかがえ知れません

現在はテレビやシーエムの作曲家として活躍

父親とも和解

時間が解決してくれることもありますね

親父が亡くなる前にちゃんと和解して、一生続けてくれと。
音楽を一生続くってくれと親父に言われて励みになっています。
だからこの歌にはいろんな想いが入っています。
天国の父ちゃんにもおばあちゃんにも届くように方言で歌っています。

方言で歌うからこそ、自分の想いがしっかり言葉に載せられるのですね。

確かに、田舎に帰って方言を聴くと、自然と自分も方言になります。

気軽な、当たり前の自然な言葉なんですよね。

演奏後、大きな拍手が起こっています。



米軍基地勤務の男性56歳 『童神(わらびがみ)』

続いても、沖縄ミュージックタウンが舞台。

米軍基地勤務の56歳

『童神(わらびがみ)』古謝美佐子(1997年)

これも沖縄の方言ですね

字幕がなければわからないですね

今は夕方でしょうか

周りにお客様ほとんどいません

夕闇が迫り車もライトをつけています

この曲を弾きたくて2年半前独学でピアノを始める

2人の子供は既に独立

かつて子供のために買ったピアノで練習している

何も取り柄もないおじさんが、ちょっと自慢できるかなって。ピアノがどっかにあるってとても嬉しくて、家に帰ってピアノ弾くのが仕事中も早く帰りたいなと思いながらへへと笑っています。

拍手が起こっています

ありがとうございます、と笑って言ってます

はにかんだ笑顔が素敵なおじさんです



生まれた時から目が不自由な女性42歳 『365日の紙飛行機』

次の舞台は、西石神中央駅

神戸ですね

車椅子の方が演奏始めました

『365日の紙飛行機』AKB48(2015年)

生まれた時から目が不自由な女性42歳

足が不自由というだけでなく、目も見えないんですね

幼い頃幼稚園の頃音色に心を奪われピアノを習い始める

今はお気に入りの曲を自分でアレンジして弾いている

見えてもいなくても滑らかな優しい音色

何とも言えません。上手ですね

メロディーが心に響いてきます

気持ちよさそうに笑顔です

ラジオで聴いていてこの曲をやりたいと思うとパッと旋律が思いつく

音楽センスのある方のこの感覚!味わってみたいですね。

小さい頃から音楽が好きだったので
聴くのも演奏するのも好きで習ってて良かったと思いました

音楽が人生の一部になっている

演奏後の笑顔からも感じます

介助の方の笑顔と一緒に帰っていきます



元教師79歳 男性 『ピアノソナタ 第14番 月光 第1楽章』

次は横浜、関内マリナード地下街

市内に住む元教師79歳

おもむろに引き始めます

『ピアノソナタ 第14番 月光 第1楽章』L.V.ベートーヴェン(1801年)

幼少の頃ピアノに憧れていた。経済的にままならず、習えなかった

その後教職につく

勤務先の学校の音楽する音楽室で練習し続けた

31歳でお見合い結婚

初めて妻の前でピアノを弾いたのは仲人の家

6年後そのピアノも妻が買い取ってくれた

ピアノに対する想い、それにこたえてくれた奥さんの思いやり

素敵なエピソードです

この方の人生が重なるように、ピアノの音色が深くずっしり響いてきます

そのピアノで、以来毎日のようにこの曲を妻に聞かせていた

『月光』は奥さんに聞いていたもらっていた想いのこもった曲なんですね

その気持ちが伝わるようです

演奏が終わるとたくさんの拍手が沸き起こっています

こんなに幸せな人生になるとはちょっと思っていませんでした

女房には20年前に死なれちゃったんです。交通事故でね
本当は寂しいはずなんだけど、まぁ80近くまで生きて、すごい楽しい人生
それも女房が買ってくれたピアノのおかげかなぁと思ってます

話しているときの笑顔が素敵です

幸せな人生を感じさせてくれます。



散歩途中の男性 46歳 『赤いスイートピー』『心を込めて花束を』

続いては広島 神谷町シャレオ地下街

杖をついた男性がやってきました

散歩途中の男性 46歳

左半身がちょっと不自由なようです

右手1本でピアノを弾き始めます

5年前脳出血で倒れ半年入院

今も左半身に麻痺が残る

『赤いスイートピー』松田聖子(1982年)

ピアノに合わせて歌っています

退院後リハビリを兼ねてピアノを始めた

右手1本で演奏自分なりにアレンジを工夫した

ピアノもリハビリになるんですね

好きなことでリハビリをするのであればやる気が起きるでしょうか

この曲は若い頃から大好きな曲

たくさんの思い出が詰まっている

バラードのような感情込めた歌声です

松田聖子とは違った趣のある赤いスイートピーです

倒れる前はギターの弾き語りをしていた

歌を歌ってた方だからこその歌声なんですね

曲の中には単純にドミソだけでは表現しきれない複雑ないい雰囲気のコードもあるので、そういうのを一つ一つ工夫しながら1曲1曲スムーズに弾けるように作っている。なので、まぁ、今も始めて3年満たないので、まだまだ上達するので、まだまだ楽しい時期ですね

続いてもう一曲

『心を込めて花束を』サザンオールスターズ(1996年)

この曲はありですね

桑田さんの歌声に近いかもしれません

じっくり聴かせてくれます

心をこめて花束を

心に響くフレーズです



 

駅 空港 街角ピアノ 人生を彩った曲は?

●【合唱曲】故郷(ふるさと) / 歌詞付き

●古謝美佐子・城南海「童神(わらびがみ)」

●365日の紙飛行機 – AKB48(フル)

●月光第1楽章 ピアノソナタ/ベートーヴェン/Beethoven/Moonlight Sonata(1st Movement)/Classic Piano/クラシック/CANACANA

●赤いスイートピー – 松田聖子

●心を込めて花束を <茅ヶ崎ライブ Version>  サザンオールスターズ



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