駅ピアノ アムステルダム 演奏された曲名は? イスラエル旅行者のショパン、バンドを目指す学生のコールドプレイ

駅ピアノ空港ピアノ街角ピアノストリートピアノ

NHK BS1で放送されている『駅ピアノ・空港ピアノ・街角ピアノ』
世界の空港・駅・街角に置かれた“自由に弾けるピアノ”に定点カメラを設置。

1台のピアノから生まれる、まさに“一期一会”の感動があります。

今回はオランダ アムステルダム中央駅が舞台です。

水の都と称されるアムステルダム

世界的に知られる美術館やコンサートコンサートホールも多い芸術の街でもあります。

毎年500万人以上の観光客が世界中から訪れる。

中央駅の利用客は1日およそ18万人。

1500本の列車が発着する。

ピアノは2014年にオランダ鉄道が設置。

利用客に音楽でリラックスしてもらうために、です

芸術の街アムステルダムでは、どんな演奏が聴けるでしょうか?



駅ピアノ アムステルダム中央駅が舞台

アムステルダムはオランダの首都。

街の玄関口のアムステルダム中央駅。

レンガ造りが印象的な建物。

1889年に造られ東京駅とは姉妹駅。

とてもきれいな趣のある駅です。

姉妹駅らしく東京駅の雰囲気があります。

駅の改札口側に1台のピアノが置かれています。

誰もが自由に弾けるピアノ。

黒いピアノはごく普通のグランドピアノの感じです。



駅ピアノ アムステルダムで演奏された曲名と人間模様

芸術大学の女学生『ソナチネ ハ長調 Op.20 No.1』

1人の女性がやってきました。

ダウンジャケットを着ています。

マフラーもしてます。

友人との待ち合わせ。

早めに着いたのでピアノを弾くことに。

『ソナチネ ハ長調 Op.20 No.1』/フリードリヒ・クーラウ(1819)

イラストレーション学を学ぶ芸術大学の大学生。

ピアノは5年前に始めた。

将来の夢は自分の演奏を使ったアニメーションの制作。

5年でこんなに上手になるんですね。

電子ピアノの音が・・・。気のせいかな?

ピアノを弾いている間はとっても自由
まるでその曲を意識しているような気がするの

クリエイティブな人は、絵と音楽の違う分野でも才能があるんですね。



ソフトウェア開発会社の社長 男性 『僕の歌は君の歌』

ちょっと年配の男性がやってきました。

ロンドン在住のソフトウェア開発会社の社長。

風格というか、存在感、雰囲気がありますね。

『僕の歌は君の歌』/エルトン・ジョン (1970)

カリブ海の島へバカンスに行くために向かう途中。

乗り継ぎのためアムステルダムに立ち寄る。

ピアノは子どもの頃親に言われて習った。

当時はイヤイヤだったが今では感謝してる。
ほんと時間を潰す。
ちょっと手を動かす。
そんな感じで弾いてますね。
ピアノがあってすぐ弾けるといいですね。
そんな時間を楽しんでいます

自分も弾けたら楽しいだろうなっと思わせてくれます。



学校帰りの高校生 16歳 『ハーツ・ライク・ヘヴン』

若い学生がやってきました。

男の子です。

学校帰りの高校生 16歳。

ピアノは3年前独学で始める。

3年でこれだけ上達するんですね。

上手です。

独学と思えない感じの指のタッチです。

『ハーツ・ライク・ヘヴン』/コールドプレイ (2012)

コールドプレイが大好きなバンド。

毎晩、家のキーボードで練習している。

3年間練習しているなんてすごいですね。

駅のピアノは人前で練習の成果を試す特別な場所。

いいですね。

こうやって試してみる。

周りを見ながら演奏してます。

笑顔も浮かんでいます。

指のタッチが軽快です!

音楽はほんとに楽しい。バンドを組んでいつか世界ツアーをしてみたいんだ。

駅ピアノを演奏していた彼がいつか舞台に立つ。

考えただけでわくわくしますね。



ショッピングにやってきた南部の女子高生 『サムワン・ライク・ユー』

アムステルダムにショッピングにやってきた南部の女子高生がやってきました。

1人が弾いて、もう1人が後ろで歌ってます。

『サムワン・ライク・ユー』/アデル (2011)

仲良しの2人でピアノとボーカルのユニットを組んでいる。

この曲は2人の得意なレパートリーの1つ。

メロディーを聴いていると、とっても美しい旋律です。

アカペラでも充分響く曲で、すきれいな声ですね。

拍手も起こっています。



11歳の女の子 『ある午後のかぞえ詩』

女の子が走ってきました。

手袋を脱いで演奏する。

現在11歳。ピアノを習い始めて3年目。

『ある午後のかぞえ詩』(映画「アメリ」の挿入曲)/ヤン・ティルセン(2001)

ちょっとたどたどしい指使い。

先生から教わったばかりの曲。

駅で練習の成果を披露する。

ちょっとおどおどしてるようだけど楽しそうに弾いてます。

友達も横から見てます。

ピアノは私の趣味なの
自分の感情込められるから大好きよ!。

かわいらしいピアニストでした。



市内勤務の庭師の男性 『ゴールデン・レディ』

ちょっと痩せたおじさんがやってきました。

市内に勤める庭師。

この日は木材の伐採作業を終えたばかり。

作業を終えた帰りに立ち寄る。

『ゴールデン・レディ』/スティーヴィー・ワンダー (1973)

学生の頃大好きだった曲。

ドラムやトランペットなど多くの楽器をこなすがピアノの演奏は覚え立て。

覚えたてなんて驚きです。

音楽をやってきた方はすぐに演奏できるんでしょうか?

素敵ですね。うらやましい。

音楽を心の底から愛している。
大好きな歌の歌詞にこんな一説がある。
音楽は私の初恋であり最後の恋。
音楽は私の未来であり過去でもある。
まさにそんな存在さ。

いいですね。

雰囲気ある人は、見かけによらずとっても素敵です。



18歳のイスラエルからの旅行者 男子高校生『幻想即興曲』

今度はイスラエルからの旅行者。

ピアノは6歳から学ぶ。

若く「男の子」っぽい感じです。

見かけによらずすごいなめらかに演奏しています。

『幻想即興曲』/フレデリック・ショパン (1855)

雰囲気が全然違います。とっても上手。

現在18歳。夢はプロのピアニスト。

ピアノを見つけると弾かずにはいられない。

さすがプロを目指しているだけあって違いますね。

ピアノには頭を空っぽにして夢見るような心持ちで向き合う。

演奏の仕方、雰囲気はもうプロのピアノピアニストですね。

イスラエルには徴兵制があり、帰国すると3年間の兵役に着く。

ピアニストはやっぱり違いますね。

なめらかで流れるような旋律、強弱があって心に響くものがあります。

立ち止まる人も多く、みんな聞き入って、演奏後には一段と大きな拍手が!

街を巡ったり、鳥に餌をやったり
平和なこの街でゆっくり過ごせてよかったよ。
ちょっとだけ自由の空気を味わいたい。
今の僕にとって自由はとても大切だからね。
最後にピアノが弾けて素晴らしいお別れになったよ。

Goodbyeって言って去って行きます。

ちょっと切ない郷愁を感じます。



 

音楽家を目指し地方からやってきた青年 『アイム・ゴナ・ファインド・アナザー・ユー』

男性がやってきました。

音楽科を目指し半年前から地方からアムステルダムにやってきた青年。

『アイム・ゴナ・ファインド・アナザー・ユー』/ジョン・メイヤー (2006)

カフェやパーティーでも演奏するが、時間を見つけては中央駅でピアノを弾く。

ボーカルが入ってます。

とても素敵な歌声です。

聞き入るような、聞き入ってしまうような雰囲気のある歌声です。

心を込めて心に響くような歌声です。

最近ここで出会ったプロデューサーに誘われCD制作が決まる。

芸術の都アムステルダムには音楽への情熱や強い思いがあふれていた。
確かにそうですね。芸術の都。
そんな感じです。
ここでチャンスをつかんだんだ。
ほんとにラッキーだったよ

どこで出会いがあるかわからないですね。

夢は叶う。チャンスを活かした素敵なエピソードです。


 

駅ピアノ アムステルダムで演奏された曲はこんな曲

●ソナチネ 作品20-1 (クーラウ) Kuhlau Sonatina Op.20-1 横内愛弓


●Your Song / Elton John

●Coldplay – Hurts Like Heaven (Official Video)

●Adele – Someone Like You (Official Music Video)

●【flowkey】映画「アメリ」より ある午後のかぞえ詩 ♫ ヤン・ティルセン ピアノ上級者向け / Comptine d’un Autre Ete, Yann Tiersen [Piano]

●Stevie Wonder – Golden Lady

●辻井伸行 「幻想即興曲」ショパン

●John Mayer – I’m Gonna Find Another You

 



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